ドローン購入に関する注意点

昨今ドローンの通販が盛り上がりを見せているようですが、ドローン購入に際しては注意を要する点があります。

それは「技適マーク」と呼ばれるものです。

この「技適マーク」とは、総務省令の電波法で定められた技術基準に、当該ドローンが適合していることを示すものです。

例えば正規ルートで販売されている DJI 製ドローンは、日本仕様となっており、技適マークが送信機の裏側についています。

ドローンは無線で操縦するものです。電波が混信したり、何らかの理由により電波が遮断された場合、ドローンは墜落する危険が高くなります。メーカーや機種によっては、こういった場合の安全策を盛り込んでおり、電波が途切れると出発地点に戻るとか、その場でホバリングするとか、その地点で着陸するなどといったセーフティー機構が働きます。

しかしながら、このセーフティー機構はすべてのメーカー、機種に採用されている訳ではありません。安全装置がない場合は墜落するしかありません。

そこで問題となるのが、正規ルート以外で販売されている輸入品です。
価格の安さを前面に押し出した広告をしていますが、これらが技適マークを受けているとは到底思えません。例え DJI 製のドローンであっても、正規ルート以外で購入すると技適マークが付きません。

技適マークがないくらいどうってことないでしょ、と安易に考えるのはキケンです。電波法違反に問われると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に処せられます。

また影響はドローンだけに限りません。スマホや航空機などの通信機器と混信したりすると、最悪人命に関わる事態にもなりかねません。
海外モノは、無線の出力が大きいものがあり、電波が必要以上に遠くまで飛んでしまうためです。


法令順守という面からだけでなく、人命に関わる可能性があることをご理解頂き、技適マークのない製品は購入しない、使用しないようにしましょう。因みにこの技適マークはスマホなどの電波を使用する機器すべてに適用されますので、海外から格安スマホを購入する場合などは要注意です。

さらに最近では、総務省がラジコン・ドローン等に許可していない周波数帯を使ったモデルや、アマチュア無線の免許が必要なモデルも出て来ています。商品の内容をよく確認し、自分に適しているかどうか判断できるだけの知識が必要とされています。







技適マーク, ドローン, 電波法, 総務省令, 電波強度, 無線操縦, ラジコン,

#技適マーク #ドローン #電波法 #総務省令 #電波強度 #無線操縦 #ラジコン




皆様からのコメントをお待ちしております。