ジャガー・ランドローバー三島さんのご協力により、まだ走行距離 1000km にも達していない、最新型 4th Range Rover に試乗させて頂きました。
Vogue 仕様の V6-3000 ターボディーゼル (TD6) + 8 速 AT で、前回試乗した現行型 Discovery と同じエンジン+ミッションです。
しかし、車体が(価格も)違うとこんなにも違うものかと、今回は興奮と感動の連続でした。
走り出してすぐに気づいたことは、
1)
我が Disco-4 と比べて室内音が格段に静かです。
2)
さすが 0-100/km 8.0 秒の瞬足です。分厚い低速トルクでグイグイ加速して行きます。
3)
何と言っても、シルキーと表現したい良質な乗り心地です。
路面の凹凸、段差をものの見事にいなして、何事もなかったかのように快走して行きます。
自分の頭の中では、シトロエンの Xantia V-SX に搭載されたハイドラクティブII サスペンションを思い出していました。感覚的には、ハイドロを確実に上回っています。
20インチタイヤを履いてこのソフトな乗り心地なのですから、脱帽です。エアサスが非常にいい仕事をしていて、ボディーに余計な揺れや不快な振動を伝えてこないところが凄いです。しかもリバウンド無しですから。
JLR三島さんからの帰路、我が Disco-4 の乗り心地と比較して、レンジの乗り心地のよさに改めて感銘を受けました。
贅沢って、スバラシイ。
改めてカタログを見ると、何とノーマルの Vogue 仕様(オプションレス)の車体重量は、我が Disco-4 より 300kg 近く軽いのですね。
さらにうちのはキャンプ道具満載で、キャラバン牽引のためタイヤの空気圧も高めですから、それらも乗り心地を悪化させる要因なのだとは思いますが、それにしてもあまりに差が大きいので、正直ショックを受けています。
ノーマルモードの車高です。
タイヤハウス内側のクリアランスにご注目ください。
これはオフロードモードで、イチバン車高が上がっているところです。
ノーマル状態から 75mm アップしています。
アクセスモードで車高がイチバン低くなっています。
乗降りにラクですよね。ノーマルより 50mm ダウンです。
タイヤの口径は20インチにアップしていますが、255/55 というサイズは Disco-4 と同じなんですね。
一見すると平坦に見える牧草地ですが、実は地面は凸凹なんです。
ここでも前途したソフトな乗り心地のよさを発揮して、ボディーが揺すられることなく、前進して行くのです。この状況で「ゆっさゆっさ」を感じないって、凄いことですよ。
高級ホテルやレストランに乗りつけても良し、乳牛や自然をバックにしても似合う、これぞオールラウンダーだと思います。
ドローンで上から見たところです。
このガラスルーフは1枚仕様で、室内の遮光スクリーンは、前席上から後席上まで完全に開きます。実に開放的な気分にさせてくれます。
今回驚いたのは、MERIDIAN のサウンドです。
Vogue には標準で13ケのスピーカーが付いていますが、今時のクルマはすべてデザイン・インなので、車体設計の時からオーディオメーカーが参加し、レンジローバー専用の音作りをしています。
これは BOSE などでもやっていることですが、今回 MERIDIAN の音作りに感動しました。ツイーターをAピラーの根本に設置し、ドライバー側に振ってあるので、音場がより立体的になりました。Disco-4 だとドアに埋め込んであるので、高音が膝に向かって出ている感じです。
しかしレンジはリスナーの耳に直接高音が届くので、音のキレが良く高音がスッキリと聴こえるのです。やっぱりオーディオの音は、良いに越したことはないですよね。これがオプションで19ケのスピーカー付きモデルを選択できるのですが、その音も聴いてみたくなりました。
シートの調整スイッチがドアに移りました。
レンジでもメーター中央にナビが表示されます。
センターコンソールは、すべてタッチパネルになりました。
4th Range Rover で Caravan を牽引すると、こんなイメージになります。因みにこのキャラバンは10年前のモデルで、全長 7.5m, 全幅 2.3m, 全高 2.6m のモデルです。牽引免許が必要なタイプです。
Range Rover + Caravan って、似合うと思いませんか。
いつかは Range Rover !! 自分の目標です。
このクルマは JLR 三島さんの試乗車ですが、すでに中古車として販売もしているそうです。
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ジャガー・ランドローバー三島店
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