那須高原にある、那須ステンドグラス美術館です。
教会が併設されていて、そこにパイプオルガンが鎮座していました。
ヨーロッパっていう感じですね。
かなり立派なパイプオルガンです。
鍵盤のすぐ脇まで来れるなんて、滅多にないですよ。
フットペダルの数が多いですね。
演奏を見るには、この位置が最高なのですが、音を聴くには礼拝堂の座席に座った方が良いようです。音の響きが全然違います。
BOSE のスピーカーは、Direct / Reflecting 理論がベースとなっていますが、これは直接音と間接音の比率を求めた理論です。
この直接音・間接音がまさに、この教会のパイプオルガンの音色を左右していて、礼拝堂の座席に座ると間接音の響きが増して、音に厚みと深みが加わり、重厚なサウンドとなります。
一方鍵盤の隣で聴くと、直接音が中心となり、音の広がりにやや欠けるように聴こえます。
ひょんなことで、BOSE の理論を実体験として、確認することが出来ました。
このパイプから出る音が天井や床、左右の壁にも反射して、礼拝堂全体を優しく包み込みます。パイプの材質は金属ですが、金管楽器の音色とは明らかに異なります。
那須に来たら、訪れる価値があると思います。