1924年(大正13年)に、本田宗一郎氏が初めて携わったレーシングカーです。
カーチスの航空機エンジンを搭載したことから、カーチス号と名付けられています。
8000cc オーバーの排気量で、出力 90 馬力 / 1400rpm というところが、航空機用エンジンということを考慮しても尚、時代を感じさせます。
同じ年に、かの有名な Bugatti Type 35 が登場しているのも、何かの因縁でしょうか。但し、Bugatti のエンジンは 1991cc で 90 馬力 を絞り出し、6000rpm まで廻るもので、カーチスとはまったく異なるものです。
ヘリコプター用のエンジンをリアに搭載したのが、アメリカのタッカーですが、登場したのは1948年でした。それより24年も前に、航空機用エンジンを搭載したレーシングカーを製作していたことに驚きます。