欧州で働く大型車
これは2016年6月のヨーロッパ出張の時のお話です。
ヨーロッパに行ったら商用車は外せないターゲットですよね。
日本のトラック・トレーラーとは何かが違うんですよね。それが言葉で言い表せないもどかしさになっています。
先ずは空港から。これは成田ですが、牽引車がデカいんです。
写真中央の黄色いブリッジのようなものが、正真正銘 トウバー (Tow Bar) なんです。
オーストリアのリンツ空港にて
車イスごと持ち上げる、タラップの代わりのエレベーターのようです。
ルノーのトラクターヘッド
アメリカ本土かと思うような光景です。
トレーラーで家を運んでいます。
横幅は車輛規格外のハズで、後方に注意喚起のためのクルマが追走していました。
下の2枚の写真は、現在(2016年当時)のヨーロッパ(EU加盟国)が置かれた政治状況を反映しています。
右側車線を大型トラックが長い行列を作って占拠していますが、これすべて国境の税関通過待ちの行列です。隣国からドイツに入るトラックたちです。
ドイツ税関・移民局で積み荷を徹底的にチェックされ、密航者が隠れていないか検査されるのです。当然ドライバーのパスポートコントロールもシビアです。
このため、陸路ドイツへ物資を運ぶのに時間がかかるようになり、納期遅れが頻発しています。私自身その被害者のひとりで、今回現地の状況が確認できました。
この1点だけを見ると、UKの判断は正しいと思えてしまいます。ただしこの1点だけの話です。それだけ移民問題は重大なことなのです。
しかも今まで税関など設置されていなかった田舎道にまで、ドイツ税関・移民局は目を光らせていました。国境警備隊はさぞかし大変な任務になっていることでしょう。
トラックレーン以外はガラガラです。
税関でも日本人の顔(私のこと?)を見て、顔パスでした。
これは、まず日本では見かけないトレーラーです。
アメリカンのSUV(フォード?)が、高所作業用トレーラーを牽引しています。
日本だったら高所作業用トラックになるんですけど、ここが牽引文化の違いなのでしょうね。人が乗るバケットが、トレーラー本体とヘッドの中間に位置しています。安定ジャッキは鉄道の遮断機のように、上に持ち上げています。いろいろと日本とは異なる点が見れて、大変興味深いです。
MAN の大型トラックが2台並走しています
Volvo + Mercedes Benz のトラクターヘッド
MAN のトラクターヘッド
Volvo
DAF + Renault のトラクターヘッド
ルノーのトラクターヘッドです
MAN
VOLVO
SCANIA (スカニア) のトラック+フルトレーラーです。
Volvo
MAN
DAF
Renault + Volvo + MAN
Renault
DAF
MAN
これも Renault です
Volvo って建築用重機も扱っているのですね。
MAN
SCANIA のトラック+フルトレーラー
Renault
SCANIA
小型カーゴトレーラーで動く看板です。
Volvo
IVECO イベコ + Benz
SCANIA のトラクターヘッド
結構なスピードでコーナーに突っ込んできたので、ドキッとしました。
こうしてみると、ヨーロッパのトレーラーは3軸が多いですね。
長距離移動が多いからなのか、重量物輸送が多いからなのか、理由はわかりませんが。
一度運転してみたいですねえ。 安心してください、免許持ってます!!
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