トレーラーって盗まれないの?

トレーラーは、通常の自動車や自走式キャンピングカーと違い、室内から操作するブレーキがありません。変速機もないので、Pレンジなどというものも存在しませんし、ハンドブレーキは連結器部分(下の写真の赤丸部分)にあります。従って、トレーラー本体の盗難という面では、無防備と言ってもいいでしょう。

勿論エントランスドアや各ウインドウにはロックが掛かりますから、室内が荒らされるリスクはテントと比較すれば格段に低く、一般の自動車や住宅並みと言えるでしょう。

販売店によっては、「盗まれませんよ」と言うところもあるかもしれません。理由は、そもそも牽引装置の付いているクルマが限られているからです。しかし車載トラックに載せて持ち逃げすることは可能ですし、牽引装置付きのクルマで狙われたら、防ぎようがありません。
そこで、オーナーさんは各自盗難対策を工夫しています。

下の写真は自動車用ホイールロックを使用しているところです。

盗難防止 by Disco-4@東京©

下の写真は、貨物の吊り上げ用ワイヤーと南京錠を利用しているところです。自転車の盗難防止用ケーブルロックという手もあります。両者に共通するのは、タイヤの回転自体を困難にしようというところです。

盗難防止 by Disco-4@東京©

これらに対して、下の写真はトレーラーの連結器(カプラー)に専用の金属製カバーを取り付けてロックするというものです。これにより連結自体を阻止します。この盗難防止カバーはカプラーメーカーやモデル毎に形状が異なりますので、専用品を用意する必要があります。
同じ考え方としては、カプラーにダミーのヒッチボールをくわえさせ、そのボールをロックするというものがあります。ヒッチボールがすでに入っているので、物理的に連結できなくなる訳です。

写真はアドリアモービルジャパンのカタログより拝借しました。

まあ、最新のクルマですら、プロにかかれば数分で盗まれてしまう世の中ですから、これなら大丈夫という解決策は残念ながらありません。
但し、何もしないよりはベターだと思います。



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