今回実車がなかったので、写真での紹介はできませんが、Aviva 360DK というモデルが４つ目の該当車種になります。
このトレーラーは、Part 3 で紹介した400DKを小型にしたようなイメージで、左側に大型のラゲージドアもあります。
大きな相違点としては、車体がコンパクトになるので、冷蔵庫の容量が80Lになることです。なるべくコンパクトなトレーラーで、使い勝手のよいものとなると、選択肢に浮上してくるのではないでしょうか。
車内の雰囲気は、Part 1 の 360DD と、Part 3 の400DK をご覧ください。
自走式でもトレーラーでも、購入検討時の最大のネックは駐車場だと思います。我が家でもココがイチバンのネックでしたが、解決策はあります。
キャンピングカー（トレーラーも含む）は、８ナンバー登録となりますので、車庫証明取得基準が普通車と異なります。普通車だと自宅から2km 圏内という指定がありますが、キャンピングカーには適用されません。実際、自分のケースでは、都内に在住しながら、トレーラーは 60km も離れた千葉県に置いてあります。条件としては、駐車場が警察から モータープール制度を利用して登録された駐車場であるということです。
キャンピングトレーラー（キャラバン）は、もともとは幌馬車に起源を有し、英国に於いてキャラバンは発展してきました。ですので、キャラバンは英国発の文化と言えますし、それがヨーロッパ全体に普及したものです。しかしご存知のように、ヨーロッパの各主要都市は、東京ほどではないにせよ、住宅街の道幅は狭く、路面は石畳であったり、クルマを駐車・保管する環境としては決して恵まれてはいません。
例えば英国のロンドン在住者は、ロンドン郊外のモータープールを借りて、週末やバカンスシーズンのキャラバンライフを楽しんでいますし、ヨーロッパの主要都市では、みなこのようなシステムを利用しています。自宅にキャラバンが置ける人は、かなり限られているのです。
このため、販売店によっては、自前のモータープールを運営しているところもありますので、購入を諦める前に販売店に相談されることをお薦めします。
今回いろいろとご協力頂いた、デルタリンク千葉ポイントさんでも、モータープールを運営していますので、一度ご相談される価値はあるかと思います。その際は Disco-4@東京のブログを見たと伝えて頂くと、話がスムーズに進むかと思います。
デルタリンク 千葉ポイント
TEL 043-306-2047
https://www.delta-link.co.jp/shops/chiba/
最後になりますが、キャラバンはキャンプのための遊び道具ではありますが、それだけに特化したものではありません。最近大型の災害が不幸にも頻発しておりますが、こんな時は仮設住宅代わりとして活用可能です。実際、東日本大震災の時は、キャラバンが貸し出された例もあります。またもしご自宅で保管できる環境であれば、客間、子供の勉強部屋、書斎、趣味の部屋、病気の時の隔離部屋、夫婦喧嘩の時の逃げ場等様々なかたちで活用できます。
アスファルトやコンクリートの上にテントを張るには、ペグが使用できないため固定が難しいのですが、キャラバンならそんなことはありません。
個人的には公営のキャンプ場で普段はコテージ代わりに使用し、いざ災害発生となった時は、災害現場までトレーラーが牽引できるボランティアが牽引して行くというシステムが広く認知され、最大限有効活用できればと考えます。キャラバンは、基本的に白地のものが多数を占めます。各地から集結して、一夜にして町が出来上がることから、アメリカではホワイトタウンと呼ばれ、実際竜巻などの被害に遭った地域で活躍しています。日本では JRVA (日本RV協会）さんや NPO キャンパー さんがこの活動をしています。
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