今回の私的目玉は、この 3.5L V型12気筒の F1 用エンジンです。
1991年には Lotus 102C に搭載されて、英国のシルバーストーンサーキットでテストランも行っています。開発だけで終わってしまったのが、実にもったいないと思ってしまうのですが、後にいすゞが乗用車市場から撤退したことを考えると、止むを得ないことだったのかもしれません。
テストに供された実機です。ピカピカに磨かれていて、今でも一発でエンジン始動が可能なように見えます。金属でできた芸術品ですね。
ベンチテストで終了予定であったプロジェクトが、実際の F1 マシンに搭載されてサーキットを走りました。これはいすゞ自動車が英国のロータスと共に、米GMの傘下であったことが影響しているようです。
サウンドを聴いてみたいですね。
ビデオでは Lotus 102C が快調にサーキットを走行していました。
F1 はモータースポーツの頂点ですが、いすゞは量産車ベースのレースでも活躍していました。いすゞ ベレット 1600 GTR です。
いすゞはトラックやバスだけのメーカーではなかったのです。
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