修善寺　虹の郷　花とSLのテーマパーク

修善寺にある虹の郷です。2018年４月に撮影したものです。

虹の郷自体は、英国、カナダ、日本をモチーフにしたフラワーパークなのですが、ここにはロムニー鉄道というホンモノの蒸気機関車 (SL) が走っていて、鉄男さん、鉄子さんには外せない場所となっています。

ロムニー鉄道とは、イギリスのケントにあるロムニー・ハイス＆ディムチャーチ鉄道のことを言います。この鉄道は、日常的に営業運転している旅客鉄道としては、世界中でもっとも小さな車輛を運行しています。

本家本元のロムニー鉄道から、鉄道車輛やメンテナンス技術などを譲り受け、修善寺で運行しているのが、虹の郷　ロムニー鉄道なのです。

ロムニー鉄道の最大の特徴は、線路幅が15インチ（381mm）しかないことです。
JRを代表とする日本の一般旅客鉄道（新幹線や一部私鉄を除く）は 1067mm なので、いかに狭いかがわかります。所謂トロッコ列車のレベルなのです。

１５インチゲージであることを、堂々と謳っています。

ここで気が付いた方も多いと思いますが、日本のＳＬは真っ黒なのに、何故ロムニー鉄道やきかんしゃトーマス（イギリス生まれのアニメ）はカラフルな塗装をされているのでしょうか。

その答えは、使用する燃料の違いにあるのです。

日本のSLは石炭を燃料としますが、英国のSLはコークスを燃料とします。これにより黒煙が少なく抑えられ、ススで廻りを汚さないのです。
石炭は地中から採掘された天然素材の状態であるのに対して、コークスは石炭を加工して発熱量を増加させた固形燃料です。製造過程で硫黄やアンモニアなど石炭が含有している不純物が抜けるため、発熱量が上がると同時に、不純物として生成された物質は、その他の工業分野で利用可能な原料ともなるのです。
コークスを一番利用するのは、製鉄所だそうです。

英国らしい景観ですね。

虹の郷のマークも、ヨーロッパ風の格式高いものになっています。

しばし庭園をお散歩

遠くには富士山が見えます

日本庭園には藤棚もあります。

２階建てのロンドンバスでティータイム

さすが１５インチゲージ。ターンテーブルが小型です。

こちらは園内の反対側に位置するカナダ駅。

カナダの名物はメイプルシロップですからね。

鉄男も鉄子も、家族みんなで楽しめる
鉄道とお花のテーマパークです。

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