東京の晴海にある、プジョー・シトロエン中央ショールームで、プジョー・リフターに試乗して、シトロエン・ベルランゴを見てきました。
プジョー・リフターの試乗車です。
このクルマは 1.5L Turbo Diesel + 8AT を搭載した、GT Line First Limited という上級グレードです。
ボディーサイズは、全幅 1850mm, 全長 4405mm, 全高 1880mm,
ホイールベース 2785mm 車輛重量 1650kg となっています。
ルーフレールがかなり長いようです。
かなり４駆の SUV 的なデザインですが、FWD のみが用意されます。
これで４駆だったら、ウインタースポーツや雨で泥沼化したキャンプ場でも敵なしなのになあと思ってしまいます。ところがこのクルマには、ランドローバーのテレインレスポンスに相当する、トラクションコントロールの任意設定ダイアルが付いていました。これについては後述します。
メーターパネルはシンプルで視認性は良好です。このクルマはまだ 30km しか走っていない降ろしたてでした。
ちょっと驚いたのはこのステアリングホイールです。かなりの小径タイプで、しかも天地部分がほぼ水平なデザインです。このため、メーターはステアリングの上から見るポジションになります。好みにもよりますが、個人的にはこのクルマの性格を考えると、普通サイズのステアリングでもよかったのではないかと思います。
大き目のセンターパネルには、かなり間隔を開けてダイアルやスイッチが配置されています。
今やFWDでもトラクションコントロールの制御を、任意で選択できるようになったのですね。プジョーではグリップコントロールと呼んでいます。
ダイアルに描かれた絵で見る限り、ランドローバーにある岩場ポジションがないくらいで、どこでも走れるように思えてしまいます。こればかりは試してみないと解らないですね。
大きなセンターディスプレイは見易いと思います。
これはシフトレバーならぬ、シフトダイアルです。リング外側のレバーがポジションインディケーターを兼務しています。勿論、メーターパネル内にも表示されます。
このクルマには、大きなパノラミックルーフが装備されていました。
開放的で室内が明るくなりいいですね。
シトロエンでは Modutop と呼ぶそうです。
上級モデルだけあって、室内の造りもしっかりとした上品なものです。
奇をてらっていないデザインには好感が持てます。
カーゴスペースも広々としています。
リアシェルフは上段と下段の２箇所で固定できます。
リアウインドウの部分だけ開閉できるので、狭い場所での荷物の出し入れもラクです。
カーゴルーム上部には収納庫があって、このように開きます。
旅客機のオーバーヘッドコンパートメントのようですね。
室内側から同部分を見ると引き戸式になっていて、室内からもアクセスできるようになっています。
リアから見た室内の様子です。
頭上空間がゆったりしていることがわかります。
パノラミックルーフのお陰で、室内が非常に明るくなっています。
試乗はよくある街中のディーラー試乗コースよりは、若干長く設定されていました。コーナーなどはないので、車線変更の際にちょっと振り廻してみたりしたのですが、GT Line というグレードで 17 インチの 60 タイヤを履いていたため、かなりしっかりとしたハンドリングでした。加速も力強くターボディーゼルらしい低速トルクの厚みを感じました。
1.5L+Turbo Diesel+8AT のお陰で室内は大変静かで、エンジンの振動に関して言えば自分の小カングーより少ないくらいでした。
あくまでも個人的な印象ですが、この GT Line の足回りは自分がイメージするフランス製ファミリーカーとは異なり、正直言ってこのクルマにはスポーティー過ぎると感じました。もっとゆったりとした動きやソフトな乗り心地を期待していたので、自分の考えとは方向性が違うようです。この辺りは、Allure というグレードだと 16 インチの 65 タイヤが標準となるため、印象は違ったものになるのかもしれません。
ただしパノラミックルーフなど、いくつかの装備を諦めなくてはならないので、悩ましいところです。
こちらは Allure というグレードの室内です。
パノラミックルーフやリア上部の収納庫がなく、代わりにフロント上部に棚が設けられます。
リアシートは３分割で、使い勝手はよさそうです。
リフターには専用のカーサイドタープが用意されていて、下の写真はその収納バッグです。手動ポンプでエアーを注入する自立式で、キャンプ場ではエクストラルームを作ることができます。
こちらはシトロエンのベルランゴです。
シートのアクセントラインは、ボディーと同色でオシャレですね。
プジョー・リフターとは顔付きがかなり異なります。
最近のシトロエン顔ですね。
個人的にはこのイスが気に入りました（笑）。
メアリが描かれています。
リアシートはほぼフラットになります。
バックレストを前に倒すだけで、座面も連動して動くようになっています。このシートは 2:1 分割でした。
シトロエン・ベルランゴの室内をリアから見たところです。
営業担当氏曰く、ベルランゴの方がリフターより乗り心地はマイルドなのだそうです。
今回はプジョー・シトロエン中央さんにご協力頂きました。
公式ホームページは下記のリンクからどうぞ。
プジョー, リフター, プジョーリフター, シトロエン, ベルランゴ, シトロエンベルランゴ,
peugeot, rifter, peugeot rifter, citroen, berlingo, citroen berlingo,
プジョー中央, シトロエン中央, 晴海, 試乗, テストドライブ, フランス車, french car,
peugeot chuo, citroen chuo, harumi, test drive,
#プジョー #リフター #プジョーリフター #シトロエン #ベルランゴ #シトロエンベルランゴ
#peugeot #rifter #peugeotrifter #citroen #berlingo #citroenberlingo
#プジョー中央 #シトロエン中央 #晴海 #試乗 #テストドライブ #フランス車 #frenchcar
#peugeotchuo #citroenchuo #harumi #testdrive
この2台、私にとってかなり気になるデザインなんです。
パノラミックウィンドウも、リアのガラスだけ開くのも、リアシート3分割も、とても好感が持てます。
やはり唯一のウィークポイントはFFということですね。
私なら、4WDがあったら、買えませんし、必要となっていませんが、セカンドカーまたはディスカバリーの次としての候補になり得ますね。
たぬ～ですさん、いつもコメントありがとうございます。
FWDという点を除けば、どちらもよく出来ていると思います。あとは乗り味が違うので、
自分のお好みを選べばよいのかなあと思います。
個人的なベストは、４ＷＤで装備は上級グレード、サスのセッティングも含めた足回り
だけ下位グレードを選択したいです。無いモノねだりですけど（笑）