さすが日野という感じで、大型エンジンがいくつも展示されていました。
一番手前の大型エンジンは、1937年製のちよだEC型エンジンというディーゼルエンジンです。日野自動車の前身である、東京瓦斯電気工業の製品です。
こちらはスリーブバルブエンジンというものです。
一式半装軌装甲兵車というものです。
98式 6 トンけん引車です。
ちよだ ST 型バストレーラーというものです。
バスの後部に貨物用トレーラーを連結したような構造です。
これも東京瓦斯電気工業の製品です。
これは TGE GP 型広軌道牽引車というもので、1928年製です。鉄道車輛（主に客車や貨車）を駅構内やヤードなどで牽引するための車輛です。広軌用となっていることから、海外での使用を前提にしたものと思われます。日本国内では近鉄くらいしか広軌を採用していないためです。但し、ここで言う広軌はあくまでも日本国鉄のスタンダードである「狭軌」より広いという意味で、世界標準の標準軌（新幹線や近鉄がこれを採用）であっても、この当時は広軌と呼ばれていました。
車体下部に瓦斯電気 1927 のロゴが見えます。所謂ディーゼル機関車です。
ちよだＳ型とBX型というバスです。これも東京瓦斯電気工業製です。
ちよだHF型乗用車です。何となくこの当時のアメリカ車・デューセンバーグに似たデザインのように思います。
英国のデハビランドモスを参考にして造られた、KR-1型小型旅客機です。
パイロット１名、乗客３名乗りで 1933 年のモデルです。
TR-2型中型旅客機です。
TGE L型航空機エンジン始動車です。車体から斜め前方に突き出したシャフトが回転して、プロペラの軸を廻してエンジンを始動させます。
TGE N型トラック 1930 年製です。後輪２軸にチェーンを巻くと、キャタピラ駆動になるようです。
ここで航空機用空冷星型エンジンとご対面できるとは思ってもいませんでした。エンジン本体がプロペラと一体になって廻るエンジンだそうです。こんなに重い回転物を、どうやって機体に固定したのか興味があります。
中島飛行機が製造した、空冷星型９気筒の「光」エンジンです。
瓦斯電が製造した「天風」と同様のエンジンということで展示されていました。
これも変わったデザインの航空エンジン「初風」です。
宮崎駿監督作品に出てきそうな形をしています。
商工省標準型車用エンジンＸ型です。
統一設計の標準型トラック・バス用エンジンとして製造されました。
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