2019年11月1日より正式運行が開始された、豊島区池袋駅周辺を走るコミュニティーバス・IKEBUS です。
このコミュニティーバスは電気自動車で、5軸10輪の総輪駆動というところが変わっています。最高速度は19キロとリアパネルに表示がある通り、ゆっくりとしたペースで走るというよりは、移動しますという感じです。何せ原付バイクより遅いのですから。
走行速度が遅いから、空気抵抗なんて関係ないという感じですが、一応フロントは絞り込まれています。池袋駅周辺を走るとなると、ビル風がありますからね。
流し撮りで、ちょっぴりスピード感を出してみました。
それにしても、気持ちいいくらいカクカクしていますね。まるで動く弁当箱のようです。しかもレッドというカラーリングが、妙に似合っているんですよね。
このバスの運行管理は、高速バス会社である WILLER (ウィラー)が担当しているようで、フロントパネル下部に WILLER のロゴが見えます。池袋地域が増々活性化されることを期待すると同時に、犯罪に対しての対策・対応も求められます。
またフロントウインドウ下部に TOSHIMA OMNI BUS という表記がありますが、これは通常「乗り合いバス」を意味します。OMNI とは ALL、すなわち「みんなの」という意味なのですが、このバスの場合、総輪駆動も意味しているような気がしています。
ヘッドライト上の IKEBUS の文字が長いまつ毛のように見えて、愛くるしいお顔になっています。
IKEBUS のベースとなった車輛ですが、eCOM-10 という車輛で、16人乗りです。10 輪ともインホイールモーターで駆動する、総輪駆動の電気自動車です。サイズは 2mx5mで、おおよそ2トントラック程度です。
メーカーのWEBサイトはこちらをご覧ください。↓
片側5ケもタイヤがあると、どうやってカーブを曲がるのか興味が湧いて追いかけました。するとバス停を出発するときにチャンスが到来しました。何と、フロント3輪が異なる角度で向きを変えます。
まるで大型ラフタークレーンか何かを見ているようですが、総輪駆動なので駆動面での安心感はあります。雪道でどう走るのかが今後の興味の対象です。
このバスは、鉄道ファンである鉄ちゃん、鉄子さんにとっても見逃せません。
バス本体、制服、バス停などを含めたトータルデザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」や京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」、883系ソニックなど数々の話題作をデザインした、インダストリアルデザイナーの巨匠・水戸岡鋭治氏が担当しています。
豊島区も随分と思い切ったことを英断したものだと思います。
ドライバーさんが手を振ってくれました。
赤く塗られたイケフクロウが目印です。
このバスサービスのスタート時にはイケブクロレッドと呼ばれ、
#ikebukurored
というハッシュタグを付けて、告知キャンペーンを行っていました。
2020年9月時点で10台のバスが運行されていますが、そのうちの1台だけイエローに塗装された車輛が走っています。出会う確率 1/10 ということで、幸福を運ぶイエローなどと呼ばれているようです。
オールドファンとしては、高倉健、倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢、渥美清、といった錚々たる出演者が名を連ね、山田洋次監督がメガホンを取った1977年公開の名作「幸福の黄色いハンカチ」を想起してしまいます。
確かに愛くるしい顔で、幸せを運んでくれそうですね。
イエローの車体もグッドデザインです。
がんばれ、IKEBUS !!
ikebukuro red, ikebukurored, ikebus, 水戸岡鋭治, 池袋, 豊島区, 赤バス, 電気バス,
コミュニティーバス, community bus, イケバス, ikebukuro, city of toshima,
toshima-ku, toshima city, 黄バス, イエローバス, 黄バス, レッドバス,
electric bus, electric mobile, ev, electric vehicle, 電気自動車, red bus, yellow bus,
幸福の黄色いハンカチ, 山田洋次監督, 高倉健, 倍賞千恵子, 桃井かおり, 武田鉄矢,
渥美清, willer, ウィラー, willer express, ウィラーエクスプレス,
#ikebukurored #ikebus #水戸岡鋭治 #池袋 #豊島区 #赤バス #電気バス
#コミュニティーバス #communitybus #イケバス #ikebukuro #cityoftoshima
#toshimaku #toshimacity #黄バス #イエローバス #黄バス #レッドバス
#electricbus #electricmobile #ev #electricvehicle #電気自動車 #redbus #yellowbus
#幸福の黄色いハンカチ #山田洋次監督 #高倉健 #倍賞千恵子 #桃井かおり #武田鉄矢
#渥美清 #willer #ウィラー #willerexpress #ウィラーエクスプレス
これに乗るためだけでも、池袋に行きたいです。(笑)
赤が良い!と思ったら黄色もいいですね。
でもなぜこの車体が採用されたんでしょうか。
タイヤが小さくて低床が実現できるからですかね。
運転してみたいですね~。
黄色いハンカチと言えば、夕張に建物が記念館?として残っていました。
たくさんの黄色いハンカチがはためいていました。
私は実はこの映画は見たことはないのですが。
たぬ~ですさん、いつもコメントありがとうございます。
可愛らしいバスですよね。インホイールモーターの電気自動車なので、
バッテリーが重い+低床にするため小径ホイールを採用+タイヤの耐圧の
関係でタイヤ数が増える=5軸10輪総輪駆動になったのではないかと。
各軸のステア角は電子制御なのでしょうね。今度乗ってみようと思います。
幸福の黄色いハンカチは劇場で見ました。ファミリア人気が上昇した時代
ですよね。この次のモデルでファミリアは大ヒットしました。ターボモデル
も出たし。