マツダの100周年記念試乗キャンペーンに参加してきました。
今回はロードスターのマニュアルに乗りたかったので、試乗できる販売店を検索したところ、関東マツダ・戸田店さんがヒットしました。
自分は若かりし頃、初代 NA6CE のブルーと V-Special という British Racing Green に塗装された２台を乗り継ぎましたが、それ以来ロードスターのMT仕様には縁がありませんでした。当時は AT 仕様の設定がなかった時代なので古い話ですみません。今回はその頃の思い出を頭の隅に置きながら、ステアリングを握ってみました。予約を取って試乗開始です。
試乗したクルマは、Roadster S Special Package の 6MT 仕様で、エンジンは 1.5L Skyactive-G です。今回の試乗も販売店周辺をひと回りするだけの、いわゆるちょい乗り試乗です。
フェンダーラインがエンジンフードより盛り上がっているので、ボディーのサイズが掴み易かったです。全幅は３ナンバーサイズになりましたが、車重は試乗車で 1030kg とかなり頑張って軽量化されていると思いました。NA6CE と比べると装備が充実しているのに驚きました。リアウインドウはガラス製だし、エアコンもオートなのですね。しかもシートヒーターがオプション設定されているので、冬でも快適でしょうね。
躍動的なボディーラインで、マツダの美学が感じられます。
相変わらずコンパクトなボディーで、日本の道にはちょうどいいサイズだと感じました。
初代と比べるとかなり立派になったダッシュボードです。
本来はルーフを閉じて試乗するのだそうですが、今回はコロナ禍ということもあり、オープンでの試乗がOKとなりました。自分にとっては有り難い対応でした。駆動系のノイズも初代とは比べものにならないくらい静かで、リアからのエグゾーストノートが心地良く聴こえました。
ステアリングの応答性も素直で、非常に気持ちのよいものでした。ちょっと車体を左右に振ってみましたが、軽くノーズが向きを変えてくれます。1.5LエンジンもMTで引っ張る楽しさがあり、街中の試乗ではパワーは充分にあると感じました。クラッチの踏力は軽く、シフトもストロークが短くコクコクと気持ちのいい感触でした。これは山道に持ち込んで、コーナーリングを体験してみたいですね。1速のアイドリングでクラッチをゆっくりミートさせると、動き出すくらい低回転での粘りがあるエンジンです。
初代 NA6CE の幌は内側が上を向いて収納される構造でしたが、今のは外側が上を向いて格納されるようになっています。
昔はスペアタイヤがトランクの半分を占めていましたが、今はパンク修理剤とエアーコンプレッサーがあるだけで、限られたトランクスペースをフルに使えるようになっています。時代の違いを感じました。
幌を上げた状態でもカッコいいですね。
いつかまた所有して、思いっきり走りたいクルマです。
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