ヤマトミュージアム 零式艦上戦闘機

この零戦は、ヤマトミュージアムに展示されている機体です。
一般的にはゼロ戦と書いた方が通じるのかもしれませんが、日本語の正式名称は零式艦上戦闘機です。艦上戦闘機という名称からも、この零戦が航空母艦の艦載機として設計されていることがわかります。
この機体は、1978年に滋賀県の琵琶湖から引き揚げられたもので、零式艦上戦闘機62型と表示されています。
このブログでは、純粋に機械モノ好きであり航空機ファンの目線から見た、プロペラ機を取り上げております。戦争を美化するものではないことをご理解頂ければ幸いです。
この零式艦上戦闘機は、宮崎駿監督作品の「風立ちぬ」で描かれた、堀越二郎氏の代表作のひとつです。
           

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©

          
プラモデルで見るゼロ戦には、大きく分けて3つのタイプがあります。
(諸説あるようですが、これはそのひとつです)

1)初期の機体はグレーの塗装で、日の丸は縁取りのない赤でした。
グレーに赤の組み合わせでは日の丸がハッキリと見えるため、味方機から誤射されるのを防ぐ目的だそうです。

2)機体がグリーンになった時点で、日の丸を目立出せるために赤い円の縁に白が残された状態となります。これも日の丸を目立たせるための工夫なのだそうです。

3)戦況が悪化してくると、この機体のように日の丸が赤い円だけで縁取りのないものとなります。これは味方よりも敵機の数が上回る状況になったため、日の丸を見難くするために白縁を無くしたのだそうです。
この展示機は白縁なしなので、確かに日の丸が判別し難く見えます。
           

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©

    
機体表面に突起物が出ないことで、空気抵抗削減に大いに効果を発揮した沈頭鋲(ちんとうびょう)を使って製造された機体です。世界屈指の美しさを誇る機体です。
        

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©

     
零式艦上戦闘機に搭載された、エンジン「栄」(サカエ)です。
空冷星型 (複列) 14気筒 OHV 27,860cc エンジンに、遠心式スーパーチャージャーを組み合わせたものだそうで、形式名称は栄31型甲となっています。乾燥重量 571kg で、高度 6000m で 980 馬力を絞り出すそうです。中島飛行機が開発・製造したエンジンで、現在の自動車メーカー SUBARU の起源です。SUBARU は戦後エアロスバルという軽飛行機を自社開発して販売していましたが、現在でもボーイング 787 ドリームライナーの中央翼を生産するなど、航空機製造の一端を担っています。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©

         
キレイに復元された機体です。
       

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©
零式艦上戦闘機 ゼロ戦 ヤマトミュージアム by Disco-4@東京©

           
           







           
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