このカメラは、EXAKTA Varex IIb といいます。
エクサクタ ヴァレックス ツービー です。
昔は「エキザクタ」とか「エクザクタ」などと呼んでいたのですが、Wikipedia によると今は「エクサクタ」と呼ぶのが一般的になっているようですね。
このカメラのメーカーは、JHAGEE と書いて、イハゲーと読みます。
こんな名前聞いたことない、という方がほとんどではないでしょうか。
先ずは、底辺から見た図です。このカメラのシェイプを見てください。
レンズ取り付け部分の厚みが凄くあるのに、両端の持ち手の部分が凄く薄いんです。
ハッキリ言って、持ちやすいとは言えません。
何でこのカタチなのか不思議ですが、これがエクサクタのカメラの特徴なのです。
このカメラは 1963年秋 に発売開始されたモデルです。
Made in Germany の後ろに East と記載されている通り、東ドイツ製のカメラです。
若い方には???となってしまうかもしれませんが、第二次世界大戦後、東西に分断されたドイツにあって、東側に残されたカメラのブランドで、東ドイツで生産されたカメラなのです。
工場はドレスデンにあったようです。
このカメラは一応一眼レフです。
しかしファインダーは上から覗くタイプです。
まだペンタプリズムを使った現在の形(カメラの背面から覗く)が出来上がる前のタイプです。
EXAKTA のブランドネームの下に、Varex IIb の刻印があります。
独特なデザインですよね。
レンズ部には JENA の刻印があります。これは「イエナ」という町で生産されたことを意味します。イエナは、レンズメーカーとして有名な「Carl Zeiss カールツァイス」の工場もあった場所で Carl Zeiss Jena と刻印されたレンズもあります。
前出の Asahi Pentax SL の中でも記述しましたが、Pentax をはじめ多くのカメラメーカーが採用していた M42 スクリュータイプ・レンズマウントは、プラクティカというカメラメーカーが開発したものですが、エクサクタはバヨネットマウントを開発した会社です。
このエクサクタマウントは、カール・ツアイスやシュナイダー、アンジェニューといった当時の世界的に著名なレンズメーカーも採用したマウントで、日本ではマミヤやトプコンの一眼レフで採用していました。
カメラを上から覗くと、ファインダーはこのように見えます。
二眼レフと同じなんですよね。
メカ好きにはたまらない、不思議なカメラです。
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