Kodak という名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ある程度の年配の方であれば、カラーフィルムの黄色い箱ではないでしょうか。
135 カートリッジフィルム(通常の35mmフィルム)
120/220 ロールフィルム
(ブローニーフィルムと呼ばれる中型判カメラ用 =
画面サイズが 6x4.5cm、6x6cm、6x7cm、6x9cm版用)
110 カートリッジ (俗にポケットカメラと呼ばれたカメラ用)
126 カートリッジ (俗にインスタマチックカメラと呼ばれたカメラ用で、バカチョンカメラとも呼ばれました。カートリッジ式フィルムをカメラにポンと挿入するだけで、フィルム装填が実に簡単になり誰でも写真が撮れるようになったことから、この名が付きました。)
これらが代表的なフィルムで、すべてコダックが規格を定めたものです。
しかしコダックはフィルムだけでなく、カメラも製造していました。
110のポケットカメラや126カートリッジカメラは、ご記憶の方も多いと思います。特に110ポケットの高級機は、二重像合致式距離計連動と、大変凝った高級なポケットカメラでした。 子供ながらに欲しかったカメラです。
ここに紹介するカメラは、ドイツ・コダックが製造した35mmカメラ、Kodak Retina IIa と IIIc です。
こちらは、Retina IIa です。
スプリングカメラで、レンズカバーを閉じると、レンズもボディー内に格納されて、ペチャンコになります。 二重像合致式の距離計連動タイプです。左側ダイアルには、フィルムの銘柄が記載されており、Plus X, Pan X, Infrared (赤外線) に混じって、何と Kodachr Daylight (コダクローム昼光用), Kodachr A (コダクローム タングステン用) の記載もあります。
Retina IIa のレンズカバーを閉じかけたところです。
Retina IIa のボディー背面です。
Kodak Retina Camera Made in Germany と刻印されています。
こちらは Retina IIIc
右肩にセレン光電式露出計が組み込まれています。写真では露出計のダイアルが欠損していますが、後日収納棚の下から発見しました。ハメ込みがはずれたようです。
Retina IIIc の軍艦部です。
Retina IIIc では、セレン光電式露出計を無理やりカメラ右肩に載せたため、フィルム巻き上げレバーがボディー右底面に押しやられています。しかもカメラマン側に手前に引く構造なので、迅速な巻き上げには慣れが必要です。右目でファインダーを覗く人にはいいのですが、左目で覗く習慣の人にとってはなかなか手強い位置にあります。
Retina IIIc のレンズカバーを閉じたところです。
左が Retina IIa, 右が Retina IIIc です。
ボディーサイズが一回り大きくなっています。
軍幹部右手に巻き上げレバーが無いのは、やはり見た目に違和感を感じます。2台を見比べてみると、レンズの蛇腹部分の構造が違うことが解ります。
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