私の祖父が、現役時代に使っていたカメラです。祖父は若くして病死したため、自分は遺影でしか見たことがありません。
これは、セミ・パールという、6x4.5cm判のスプリングカメラです。六櫻社製で、当時(恐らく戦前)のヒット作だそうです。六櫻社 と書いて、「ろくおうしゃ」と読みます。 自分も中学生の頃に、何度か使用した記憶がありますが、これも今は防湿庫でお休み願っています。
因みに、セミ・パールのセミ (Semi) とは、6 x 4.5cm 判をセミ判と呼んでいたことから由来しています。Semi とは半分という意味で、元々は 120/220 ロールフィルムを使用した、6 x 9cm 判が主流であった頃に、その半分のフィルムサイズの経済的なカメラということで登場したサイズです。35mm フィルムを使ったハーフサイズカメラのご先祖様と言ったところです。
六櫻社は、後に 小西六 となり、その後 コニカ に変わって、現在は コニカ・ミノルタ になっています。小西六はフィルムメーカーとしても、フジフィルムやコダックと市場で競合していて、いい製品を出していました。自分は小西六製カラーフィルムの色合いが好みでした。
軍艦部中央の凸部を引き起こすと、ビューファインダーになります。
距離計はついていないので、目測式となります。このファインダーは撮影範囲のチェック用なので、折り畳み式でコンパクトな方が理にかなっています。当然ですが、露出計は付いていません。手持ちの露出計を使うか、勘で露出を合わせます。この当時の白黒フィルムはラティチュードが広かったので、勘でも充分撮影できたようです。
レンズを格納すると、6 x 4.5cm 判カメラとは思えないほど、コンパクトになります。
ROKUOHSHA (ロクオウシャ)と刻印されているのですが、見えるでしょうか。その下は、MADE IN JAPAN です。
人様にとっては、何の変哲もないただ単に古いカメラですが、自分にとってはこれも大切な形見となっています。
これも余談ですが、現在のコニカ・ミノルタは、映像関連機器や医療器、計測器などの分野で著名な会社ですが、元々合併する前のミノルタ時代からカメラはもちろん、プラネタリウムの投影機の分野で世界的に有名な会社です。池袋のサンシャインシティや東京スカイツリータウンにあるプラネタリウム、並びに有楽町のプラネタリア TOKYO は、コニカミノルタの直営館です。
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