昭和の杜博物館には、ホントウにいろいろなモノが展示されています。
車、飛行機、船、ミリタリー関連と来て、まだこんなに大きな展示物があるんです。本物の鉄道車輛です。
これは千葉県流山市の流山駅から、千葉県松戸市の馬橋駅までを結ぶ、総延長 5.7 km の流鉄(旧流山電鉄)流山線で使用されていた車輛です。起点と終点の駅を含めても、6駅しかない非常に短い全区間単線の路線で、所要時間はわずか 11分 です。開業は大正5年 (1916年) と古く、蒸気機関車も走っていた歴史ある鉄道路線です。
この車輛は元西武鉄道 池袋線・新宿線で使用されていた、3000 系車輛です。ヘッドマークが「菜の花」となっているのは、車体色が黄色のためです。
因みに 2013 年まで流鉄流山線では、以下のように 5 編成 10 両の車輛が走行していました。
「流星」(オレンジ)
「流馬」(ブルー)
「銀河」(シルバー)
「なの花」(イエロー)
「若葉」(若草色)
現在はすべて 5000 系車輛(元西武鉄道にて使用)に置き換わり、名称、カラーも一部変更されています。
これは日立電鉄の モハ1000 系車輛です。元々は小田急のモハ1型だった車輛です。日立電鉄線は、茨城県常陸太田市の常北太田駅から日立市の鮎川駅までの間 18.1km を結んでいましたが、2005年に廃線となりました。
この車輛が、この状態で運行されていたのかどうか定かではありませんが、木製ベンチシートが切れ目なしに設置され、車輛のまん中にテーブルが置いてある、ちょっと風変わりな車内です。
旧国鉄時代の車掌車です。
車内がすべて木製で、 ダルマストーブが常設されているので、なかなか雰囲気のある車内です。 車輛側面中央下部に「松本行」と書かれています。
この車掌車は車輛前後に出入口があり、車体中央に寄った形で4枚の窓が車体側面にあり、さらにダルマストーブを装備していることなどから、ヨ3500形の車掌車と思われます。
銚子電鉄の デハ 1001 です。
上の説明書きでも記載がある通り、この車輛は元々営団地下鉄・銀座線で走行していた車輛です。地下鉄銀座線は、トンネルの高さが低いためパンタグラフが無く、第3軌条といって走行用線路の脇にもう1本レール状のラインがあり、そこから集電する構造です。この天井高のため、銀座線と丸ノ内線は他線との相互乗り入れが出来ないのです。営団地下鉄銀座線から銚子電鉄に譲渡された後に、パンタグラフが取り付けられました。展示車輌は元銀座線のカラーにお色直しされているので、パンタグラフ付き銀座線のようで、かなり特殊な車輛となっています。
銚子から外川までの間、10駅を結ぶ銚子電鉄です。
普通の電車には無いものが付いているのですが、お解り頂けますでしょうか。
シートデザインは完全に銚子電鉄仕様ですね。
これが地下鉄銀座線の名残です。車内予備灯と呼ばれるもので、ポイント通過時など一瞬第3軌条からの給電が途切れたときに、通常の室内灯は消えますが、予備灯だけバッテリーからの電気で点灯します。鉄道の歴史を物語る灯火なのです。
運転台です。ここも歴史を感じる、いかにもメカニカルな感じですよね。昭和の杜博物館は、鉄男さん、鉄子さん、鉄ちゃんたちにとっては、心躍る場所です。
まだまだ続きます。
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